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埼玉中医薬研究会

勉強会のお話

不妊症

投稿日:2011年12月18日 更新日:

【講師】  高橋楊子先生
【まとめ】  埼玉中医薬研究会 学術担当:永和堂薬局 松永知子先生

 

12月18日の定例会では「不妊症」について引き続き高橋楊子先生にご講義をしていただきました。

勉強会のお話

不妊症はまず調経を図るべきで、月経周期などが正常になってこそ受胎が可能になると考えます。

また不妊症の基本は主に卵子と精子の質をよくすること、質の良い卵子と精子が結びついた受精卵をつくり、その卵が育つ子宮内環境を整えることです。そのためには、過度のストレス、結婚後5㎏以上体重増加した人、冷たいもの摂り過ぎや、夜更かし・徹夜、房労、過労などは要注意事項になります。

講義内容は、黄体機能不全(LPD)、高プロラクチン血症(高PRL)、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、流産の原因についてで、長芋・エビ・うなぎ・烏骨鶏かその卵・胡麻・豆類などを食べ、不妊治療以外の趣味を持ち、外の散歩、心のゆとりを持つことが大事とお話しされました。

 

不妊症病因病機

勉強会のお話

実証虚症があり、実証はストレス、寒湿などの侵入により、気血のめぐりが悪くなりホルモンのバランスが崩れるタイプと、飲食不節(甘いものや脂っこいもの、冷たいものや生ものの摂り過ぎ、過食、お酒の飲み過ぎ)により消化器に負担をかけ、体に痰湿という老廃物を生み、気機不利をまねくタイプと、長く患った病気などによる血液の流れが悪くなり滞らせるタイプがあり、いずれも胞宮胞脈をふさぎ不妊にいたる。

勉強会のお話
虚症はもともと体力の無い先天不足や、無理なダイエット・栄養不足の後天失養により、気血の不足・腎肝脾の機能が低下し、衝任気血養えず不妊にいたる。

 

治療原則として虚・実・寒・熱を見分けて、お一人お一人に合った漢方薬がありますので、詳しくは埼玉中医薬研究会のお店でご相談されることをおすすめ致します。

 

勉強会のお話

 

2011年12月18日勉強会出席者(※順不同)
もも木薬局 桃木先生 ウエマツ薬局 植松先生 永和堂薬局 松永先生
薬眞堂薬局 三矢先生 岡田厚生堂薬局 岡田先生 光和薬局 後竹先生
田中薬局 田中先生 東薬局 長澤先生 いわい薬局 岩井先生
松一屋薬局 松永先生 モトマチ薬局 長島先生 サトウ薬局 佐藤先生
太極堂薬局 小寺先生 葵漢方薬局 吉岡先生   陽花莉薬局 池田先生
さんあい薬局 大谷先生 薬眞堂薬局 小手指店 三矢先生
ABC薬局 江良先生 漢方のしみず快生堂 清水先生
愛育堂薬局 和田先生 大慶堂漢方薬局 大谷先生
林漢方薬局 林先生 漢方薬局 慈恵堂 川島先生
昭和薬局 鈴木先生 漢方専門薬局 環 梶谷先生
パルシィー薬局 永沼先生 升屋栄貫堂薬局 引間先生

 

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