本会は、当初東京中医薬研究会の会員として活動していましたが、会員数27店になった1991年3月、正式に埼玉中医薬研究会として発足いたしました。
現在、会員数31店で活動しております。
■日本の医療への新たな貢献を目指して ~健康は何にも替え難い財産~
私たち埼玉中医薬研究会は中医学漢方、中成薬の普及を通して地域社会の人々の健康増進に寄与すべく日々活動しています。これからは画一的な医療ではなくひとりひとりの体質、環境などに合わせた「オーダーメード」の医療が必要とされています。また、病気になってからの「治療医学」ではなく、病気になる前の 「予防医学」の重要性がクローズアップされています。この期待に応えることができるのが漢方医学であり、私たち会員は一層漢方の研修と中成薬の普及に取り組んでまいりたいと思っております。
【中医学漢方の医療への導入】
中医学漢方は中国の伝統医学をもとに発展してきたもので、西洋医学とは異なる独自の科学理論体系を持ち、中国には専門の大学や病院もあります。この中医学漢方を医療関係の専門家をはじめ、多くの国民に紹介し、日本の医療に広められばと願っております。
【中成薬の紹介】
中成薬とは中医学漢方の理論をもとに中国で作られた医薬品です。中国では薬局で売られていますが、病院でもよくつかわれています。このように、従来の日本の漢方薬にはない優れた処方(冠元顆粒、麦味参顆粒など)が数多くあるので、 これらを広く紹介しようと努めています。
【生活習慣病の予防】
私たちは地域の皆さんに、パンフレットや小冊子などをお渡しして、健康情報の提供に努めております。積極的に病気を未然に防ぐことが大切と考えているからです。高血圧、高脂血症、肥満、糖尿病、通風などの「生活習慣病」は発病してからの治療よりも、日頃の生活習慣から改善し、予防することが非常に大事です。そのために中医学漢方の考え方にもとづく養生法をひとりでも多くの方に知っていただきたいのです。
■定例研修会のほか
日本中医薬研究会が主催するシンポジウム・各種講座「不妊症」「悪性腫瘍」「皮膚病」「糖尿病」の専門講座にも積極的に参加し、専門的な知識の造詣に努めています。
■ 埼玉中医薬研究会の歌
~ ひと時の喜び ~ 桃木澄子
春のひざしの その中で
若葉の香り 胸に受け
衛気を高める人がいる
ああ 我ら 中医薬研究会
夏のひざしの その中で
大地の雫 まろやかに
正気を養う人がいる
ああ 我ら 中医薬研究会
秋のひざしの その中で
五穀の恵み ほおばりて
腎気を補う人がいる
ああ 我ら 中医薬研究会
冬のひざしの その中で
愛する心を いただいて
五臓を温める人がいる
ああ 我ら 中医薬研究会
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