現代人のニーズに応える
星火亀鹿仙
昨年末イスクラ産業株式会社から発売された星火亀鹿仙(せいかきろくせん)をご紹介いたします。
こんな症状ありませんか・・・?
疲れやすい
風邪をひきやすい
イライラ
髪やお肌のツヤがなくなってきた
ほてり、のぼせ、急に汗が出る
ぐっすり眠りたい
血圧が気になる
足腰が痛い
おしっこが多い
赤ちゃんを希望している
性欲低下
真陰虚損・精血不足・虚陽上浮
構成生薬
鼈甲(べっこう)
亀板(きばん)
亀の背中の甲羅を生薬名では「鼈甲(べっこう)」といい、おなかの甲羅を「亀板(きばん)」もしくは「亀甲(きっこう)」といいます。
鼈甲(べっこう)はスッポン科シナスッポンの背中の甲羅を用います。亀板(きばん)はイシガメ科クサガメのおなかの甲羅を用います。
鼈甲(べっこう)は『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』の中品、亀板(きばん)は上品として、それぞれ収載されています。
性質 | 作用 | 例 | |
鼈甲 (べっこう) 背中の甲羅 |
陽 | 滋陰潜陽・抗炎症・軟堅散結 | 陰を養って体の上部へ昇った熱を冷ます、炎症を抑える、硬くなった組織を軟化させて散らす |
亀板 (きばん) お腹の甲羅 |
陰 | 滋陰潜陽・養血補心・益腎健骨 | 陰を補って体の上部へ昇った熱を冷ます、血を養い精神安定へ導く、腎の働きを助けて骨を丈夫にする |
鹿角
シカ科満州アカジカ、または満州ジカの幼角です。
鹿の角は、明代の医師、龔廷賢(キョウエンケン)著『万病回春』には「気を益し、陰を滋し、排精・尿血・崩帯に任するに堪えたり」と記されており、中国では長寿不死の神薬といわれています。
滋養強壮としてご存知の方も多い鹿の角ですが、最近の日本では、がんの手術後や抗がん剤や放射線治療の副作用防止として見直されているとのことです。
中国では不妊や老化症状、つまりアンチエイジング生薬として非常にポピュラーです。
枸杞子(くこし)
中華料理でよく見かける赤いクコの実。
おかゆや杏仁豆腐の彩りや、炒めものやスープに添えられるように入っていますね。
枸杞(くこ)は、高さ2Mほどのナス科の落葉低木、挿し木をしてもすぐに根付くほどの強い生命力をもつ枸杞の実を、生薬名で枸杞子(くこし)といいます。
枸杞子(くこし)は必須アミノ酸・糖質・ミネラル・カロチノイド・クエン酸ベタイン・ビタミンB群・ビタミンC を含有しています。
枸杞子(くこし)には、補血(ほけつ:不足しがちな血を補う)作用、滋養強壮、疲労回復の作用があり、また『滋補肝腎・明目』といって、肝や腎の働きを助けてくれるので、肌や内臓を若々しくしてくれる、といわれています。
更年期障害や自律神経失調症、虚弱体質、眼精疲労などの目の疾患、糖尿病、肝硬変、慢性肝炎、高脂血症などによく用いられています。
山茱萸(さんしゅゆ)
山茱萸(さんしゅゆ)は、樹高およそ4メートルのミズキ科の落葉小高木で、3月~4月頃に黄金色の花を咲かせることから、春黄金花(ハルコガネバナ)とも呼ばれています。10月~11月に熟す果実(偽果)を生薬として用います。このピカピカの赤い実から、秋珊瑚(アキサンゴ)という別名もあります。
日本へ渡来したのは1722年、小石川薬園に7つの種が蒔かれ栽培されました。江戸時代には滋養強壮の薬として用いられていたようです。生薬としては、補益肝腎(肝と腎を養う)・収斂固渋(汗や尿、精、血の漏れを防ぐ)の作用があり、疲労回復から腰痛や膝痛、老化予防の目的で用いられています。
地黄と併せて肝腎の精を補ったり、牡丹皮と併せて肝の鬱熱を取り除いたり、その他、発育促進や不妊、更年期障害、加齢によるめまいやドライアイなどにまで、幅広く応用することができます。
西洋人参
薬用人参には、大きく西洋人参(せいようにんじん)、シベリア人参、田七人参(でんしちにんじん)、高麗人参(こうらいにんじん)の4種類があります。
北アメリカ州の東部に原産する西洋人参(せいようにんじん)は、ウコギ科アメリカニンジンの根を用い、アメリカ国旗に似ていることから花旗参(かきじん)とも呼ばれています。
1757年に編著された清時代の医学書『本草従新(呉儀洛編著)』にて、西洋人参(せいようにんじん)は「肺の機能を補い、降火(解熱・消炎)、津液(潤い)の生成、心煩および倦怠感除去に優れ、免疫力や生理機能が低下していて微熱のある者に適している」と記されています。
山査子(さんざし)
山査子(さんざし)は、バラ科の落葉低木(オウミサンザシやサンザシ)で、秋に熟する果実を生薬として用います。
山査子には、免疫力UPや美肌作りのコラーゲンの生成を助けるビタミンCやビタミンB群が豊富に含まれており、胃液の分泌を促進して消化を助けるクロロゲン酸、カロテン、活性酸素の除去作用のあるフラボノイドなどがバランスよく含まれています。
消化を促進し、下痢を止める消食化積という作用があり、特に肉類や脂肪などの消化作用が優れています。もうひとつの作用としては活血化オ(かっけつかお:血液の流れをサラサラにする)があり、生理不順・生理痛・肝などの腫瘍・高血圧・狭心症・高脂血症などにも用いられています。
炒山査子は消食に、生山査子は活血に、特に優れています。
大棗(たいそう)
大棗(たいそう)はクロウメモドキ科の落葉小高木、ナツメの成熟果実を乾燥させたものです。
『棗多き古き家買ふて移りけり』とは万葉集の正岡子規の歌です。季語は秋、初夏になって新芽がでるので「ナツメ」という名前がつけられたといわれています。秋に赤い実が成熟し、甘酸っぱい味で親しまれています。
補中益気(ほちゅうえっき)、養血安神(ようけつあんじん)という特徴があります。