この時期の私のお気に入り漢方は、感冒の常備薬です。自分でケアできるととっても便利です。
常備薬の中身は、葛根湯、イスクラ頂調顆粒、イスクラ涼解楽T、イスクラ麻杏止咳顆粒S、イスクラ勝湿顆粒、そして板藍根です。使い方を知っておくと、自分や家族の風邪をケアできるようになります。
基本は寒いと温める、熱いと冷やすです。
ぞくぞくと悪寒の強い風邪は風寒型といい、葛根湯やイスクラ頂調顆粒で温めます。
咽が強く痛み赤く腫れ、顔も赤く急に熱が上がり舌も赤いような時は、風熱型といい、イスクラ涼解楽Tを使います。
咳も出始めたらイスクラ麻杏止咳顆粒Sで冷やしながら風邪(ふうじゃ)を追い出します。子供さんはこのタイプが多いので、イスクラ涼解楽T・イスクラ麻杏止咳顆粒Sは必須です。
また、子供さんは特に舌の状態を見るのがポイントです。また、風寒型から熱に変わっていく事もよくあります。そういう時は、風寒型の葛根湯やイスクラ頂調顆粒に加えて風熱型のイスクラ涼解楽Tやイスクラ麻杏止咳顆粒Sを合わせます。
その他、寒気もあり吐き気や下痢ノロウイルスなどの胃腸型感冒の場合にはイスクラ勝湿顆粒を使います。
周りで風邪が増えてきたり、家族がひいた時などには板藍根を飲んでおくと、うつるのを防ぐ助けになります。
板藍根は風邪の予防にも、風邪をひいた時にも風邪の常備薬と合わせて飲むことができます。
子供が小さい頃よく風邪をひいていたので、その頃から知っていたらよかったのになあとつくづく思います。自分や家族に使っていくと、だんだん要領がわかってきてケアできるようになります。
常備薬をおいておくと、すぐ対処できるので病院が休みだったり、夜発病したりする時でも焦らずに済みます。よかったら是非トライしてみて下さい。
使い方について解らない場合や、普段から特に冷え性の方の場合はご相談下さい。
※漢方薬は医薬品です。
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感冒の常備薬としての漢方
投稿日:2023年1月9日 更新日: