【まとめ】 埼玉中医薬研究会 学術担当:永和堂薬局 松永知子先生
9月18日、埼玉中医薬研究会が所属する日本中医薬研究会が主催とする
「がんばろう!復興大会」が開催されました。
大会の内容として、第一部Part1.特別報告「東日本大震災それぞれの被災~ぜひ伝えたいこと」では、東北中医研究会の被害にあわれました先生方のお話があり、東日本大震災の日は何をしていて、どう行動したか、どのように過ごされてきたか・・・
震災の状況を見て自分たちに何ができるか?何をすべきか?を考えさせられました。
今年3月11日の東日本大震災で幸いにも人的被害は無かったものの、私たち日本中医薬研究会の会員先生方も多数被災しました。被害にあわれました先生方には、心からお見舞い申し上げます。
引き続き講演は
「予防医療時代の幕開けー血液サラサラ生活のすすめ」
栗原毅先生(医学博士、栗原クリニック東京・日本橋院長、慶応義塾大学特任教授)は、医療は治す医療から予防医療の時代になった。病気に罹らないようにする知識と知恵、それに継続する精神力も必要と話され、血液サラサラ生活のすすめを説いていました。
Part2.講演「私の冠元顆粒 とっておきの活用法!」では各中医学講師の得意分野での血液をサラサラにする丹参製剤使用例を数多く紹介されました。
トン選甫先生は慢性耳鳴り、めまい、慢性鼻炎、血管運動性鼻炎、慢性声帯炎、声帯ポリーブに丹参製剤を加えることでの成功例を話され、楊暁波先生は、丹参製剤が微小循環の流れをよくすることからシミ・色素沈着の予防と改善、血色をよくする、弾力・はりを保つ、保湿力アップの漢方薬やスキンケアのお話、陳志清先生は女性には活血、養血、補腎の「三足鼎立」が必要で、気血を巡らす丹参製剤の重要性を説き、劉伶先生は冠動脈心臓病の予防に丹参製剤の必要性を話されました。
第二部は懇親会となり、各地区の先生方と交流を深めました。
第三部は分科会と深夜遅くまで語りあいました。