先日、小浅間山に登りました。
標高1655mの低い山で(浅間山は標高2568m)峠の茶屋から往復2時間半くらいです。
ちょっとした山歩きといった感じです。
木々の間のなだらかな道を1時間くらい歩くと視界が開け小浅間山の頂上が見えてきます。
ほとんど火山礫で少し急斜面になっています。
足元がすべりやすいので要注意です。
そこを登っていくとすばらしい眺望がひろがっています。左手に雄大な浅間山、前方から左側にかけては紅葉の山々と遠くの山脈が薄紫色に連なり、空はどこまでも高く、大きな自然がこちらに向かって迫ってくる感じさえします。
黄帝内経の中に秋の気候を『秋刑』といっています。
実りの時期であると共に、草木は枯れて日も短く弱くなってきます。紅葉は華やかな季節のフィナーレ、美しく淋しい感じです。 自然界に陰陽があり、季節は陰に向かいます。陽気は下降してくるので、気持ちも身体も引締めて陽気を失わないようにする事が大切です。
秋は五臓の肺の季節です。
この時期の山歩きは多少寒くなりかけの澄んだ空気が肺気や肌(皮毛)穴を収斂して、美しい景色は心をやすらかにし秋の養生によさそうです
秋の山歩き
投稿日:2008年11月11日 更新日: