【講師】 劉文昭先生
【まとめ】埼玉中医薬研究会 学術担当:永和堂薬局 松永知子 先生
2月17日の定例会は劉文昭先生をお迎えして、「高血圧治療中の活血補腎の重要性」についてご講義いただきました。
4年前までは境界域高血圧は上(収縮期)130~139mmHg、下(拡張期)85~89mmHgでしたが、新しい血圧正常値は上が120mmHg以下、下は80mmHg以下(米ワシントン)であり、それ以上では心臓、脳に障害が起き易くなる、 また、病院薬や漢方でも血圧がなかなか下がらない、原因は腎臓不全の場合があり、高血圧に対する補腎の重要性を活血とともに説いておられました。
動脈硬化には紅沙棘を入れると効果が良く、心臓が弱い高血圧には麦味参顆粒が良い、など、いろいろと勉強になりました。