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咽の養生(白龍散の魅力)

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夏になれば感染者数が減少するだろうという期待に反して感染者は増加・減少・増加を繰り返している状態です。私達は皆感染しないように神経質になっています。

咳をするのもはばかられます。
喘息・アレルギー・慢性気管支炎などの方は大変です。
咽が弱い私もむずむずしたりカラカラしたり、咳払いの一つもしたいところです。
我慢するとよけい酷くなる事もあります。

そういう時、私が今一番気に入っているのが響聲白龍散(きょうせいはくりゅうさん)です。

白龍散を湯呑に1~2袋いれお湯を注ぎます。
そうすると一機に発砲してハッカ油の香りが上がってきます。
しばらくその香りを嗅いでいると鼻から咽の奥の方までスーッとしてきます。
そのあと口に含むようにゆっくり飲みます。
咽が潤い痰のへばりつきもとれて咽がすっきりして声も出しやすくなります。
楽になったら蓋をしておきます。

ペットボトルに白龍散と水を入れて少しずつ飲む、またはそのまま口に含みシュワシュワ発砲したら少しずつ飲む方法もあります。

白龍散は余甘子という果物や白きくらげなど潤肺の食品が使われています。
酸味のような苦みのような甘いような複雑な味ですが、甘さがいつまでも残ります。
だから余甘という名前なのかなって思います。
甘い食品に潤肺のものは多く、梨・リンゴ・柿・はちみつの他薬膳食典を見ていたらサトウキビ・氷砂糖や・白糖も潤肺と書いてありました。

 

響聲白龍散(きょうせいはくりゅうさん)☆埼玉中医薬研究会

 

中医学では“肺は燥をきらう”といいます。
洗濯物の乾きを想像した時、炎天下・空気が乾燥しているとき・強風の時はよく乾きます。
肺系は外とつながっているので自然の影響をうけやすい特徴があります。
つまり熱・燥・風の邪気は肺を乾かし易いのです。
夏の気は暑で炎熱、続いてくる秋の気は燥ですから肺の潤いはとても大切です。

因みに私は婦宝当帰膠も一緒に飲んでいます。
中医学の名医の残した解説書に“当帰は肺金の燥を潤す”と書いてあります。
(五行学説で五臓の肺は五行の金に属し肺を肺金ともいう)

あと白龍散という名前の由来ですが咽を見た時声帯が白龍に見えるからだそうです。
声帯は呼気で声や音を出すと伴に呼吸の通路である気管支の入り口です。

秋冬は空気が乾燥しやすいので白龍散を試してみてはいかがでしょうか。

 

乾燥の秋☆埼玉中医薬研究会

 

2020年10月5日

 

埼玉中医薬研究会  薬眞堂薬局   三矢京子先生
狭山市狭山台  3-25-4-3-112
TEL: 04-2958-2906

 

 

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