チョコレートをとり過ぎれば、ニキビ。
油ものを取り過ぎれば、油肌。
辛いものをとり過ぎれば、赤いぶつぶつ。
添加物を取り過ぎれば、蕁麻疹。肌をきれいにしたければ、食事に気をつけると良いです。
毎日、漢方薬局でお客さまの肌を見ながら、食事の話をしていると、中国の漢方の先生がおっしゃる通りだと思われます。「あなたの体はあなたの食べたものでできています」と。
乾燥肌でかゆい、かゆいとおっしゃる方に「辛いものが大好き」と言われる方は少なくありません。
激辛ラーメンで大汗をかいているコマーシャルを見たことはありませんか?
辛いものは身体を熱くして汗をかきます。体に熱をこもらせると、もともと乾燥肌の人はさらに熱がこもり、赤いブツブツができたり、あるいは乾燥して肌は敏感になり、かゆくなります。
また便秘がちにもなります。腸が乾燥しているからです。
潤す食べ物を毎日しっかりとり続けると便の量も増え、肌も潤って乾燥してかゆかったのも楽になります。
アトピーの乾燥肌でかゆくて眠れない、といった訴えの一人暮らしの若い男性の話です。
アトピー相談で当薬局に行きたい、いうお電話をいただきました。
「予約の日まで自分で何かできることはないですか?」とおっしゃるので、辛いもの、乾いた食べ物をやめて野菜などの潤す食べ物を毎日とるようにお教えしました。
そして一か月後。
来店されたときには、ひどかったアトピーの自覚症状が半分くらい良くなっていたそうです。
痒疹のような症状で、夜痒みで眠れなく、あまりの辛さで死にたい、と思ったこともあったそうです。
その辛さが食事だけで半分よくなったのです。いかに肌にとって食べ物が大事か私自身も感じさせられた思いです。
男性の一人暮らしでしたが、自分で野菜炒めなど毎日しっかり作ったそうです。
そして漢方薬を飲んで、みるみるよくなりました。
食事に気を付けていない人に比べて、格段の治りの速さで、私も驚いたくらいでした。その潤す食べ物とは、トマト・豚肉の赤み・豆腐・豆乳・白キクラゲ・オクラ・きゅうり・冬瓜・梨・ミカン・緑茶などです。
乾燥肌によくない辛いものとは、トウガラシが一杯入ったキムチや、カレー、乾いたものはせんべい、クッキーなどです。
「食べすぎたものはあなたの肌の下にたまっている」とも言われます。
さあ、きれいになるために、今日から食べ過ぎに気をつけてみませんか?
2020年8月1日
漢方薬膳サロン ウエマツ薬局 植松光子先生
川越市砂新田 2-8-7
TEL: 049-245-6637
あなたの体はあなたの食べたものでできている
投稿日:2020年8月1日 更新日: