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埼玉中医薬研究会

勉強会のお話

中医脈診及び臨床

投稿日:2007年1月21日 更新日:

【講師】 張立也先生
【まとめ】 埼玉中医薬研究会 学術担当:永和堂薬局 松永知子 先生

 

西洋医学の脈診は、主に脈の速さとリズムをみて心肺機能を判断するだけですが、中国医学(中医学)では人間を全体として考えますから、脈をみることで体のなかのいろいろな情報を得ることができます。

臓腑の機能の変化、気血の変化、津液の変化が、経絡を通じて必ず脈に現れます。脈診を通じて病変の部位、病性、表か裏か、寒証か熱証か、あるいは体の邪気と正気の状態などを判断することができるのです。脈診は舌診と同様、病気の客観的な本質を反映するデータです。

 

脈の取り方及び注意事項

 

(1) 患者の姿勢 患者を座位か仰向けにして、前腕が心臓と同じ水平面になるように伸ばし、腕の関節の下に脈枕又は巻いたタオルなどを置く。
(2) 切脈の方法 [1]定位
[2]切脈の手技(浮取、中取、沈取、総按、単按)
(3) 脈診の最良時刻 朝起きた時が最良。患者が来て5~10分間後(落ち着いてから)。
(4) 平息 一呼吸を一息といい、呼吸をととのえて一息あたりの患者の脈至脈を計算する。冷静に脈診する。
(5) 脈の影響要素 [1]年齢、性別、体型
[2]四季
(6) 生理的異変な脈 動脈の異変により裏側に脈がとれるところある。斜飛脈、反関脈。

 

寸口脈法と臓腑、組織の関係

 

左 腕 右 腕 両 腕
上焦・胸隔以上
肝(胆) 脾(胃) 中焦・胸隔~臍
腎(命門) 下焦・臍以下

 

6種の基本脈

 

沈脈 浮脈
遅脈 数脈
虚脈 実脈

 

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