中医学では、気(き:生命エネルギー)・血(けつ)・津液(しんえき:血以外の水分)のバランスが崩れた時に病気になったり、体や心に不調があらわれる、と考えます。
気血津液のバランスの乱れは、さまざまな症状、病気の引き金にもなります。
気・血・津液それぞれ『足りない場合』『流れが悪い場合』などがありますが、ここでは漢方相談で多くみられるケースについてご案内いたします。
気虚(ききょ)
気虚とは生命エネルギーである気が足りない状態です。
つかれやすい、倦怠感がある
動くとすぐ息切れする
風邪をひきやすく治りにくい
アレルギー疾患がある
汗をかきやすい
食が細い
声が小さい
不正出血がある
生理が遅れがち
代表的な漢方薬
イスクラ補中丸(ほちゅうがん)、イスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)などです。
漢方薬は医薬品です。
自分の証にあったものを適切に選ぶお手伝いをします。
こちらからお近くの漢方薬プロフェッショナルをお選び頂き、お気軽にご相談ください。
血虚(けっきょ)
血虚とは血液が足りない状態です。
貧血、立ちくらみがある
眠りが浅い、夜間に何度も目を覚ます
あざができやすく治りにくい
目の下にクマができやすい
顔色が黒く情緒不安定
代表的な漢方薬
イスクラ婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)などです。
漢方薬は医薬品です。
お一人お一人の症状や生活習慣にあったものを適切に選ぶお手伝いをします。
こちらからお近くの漢方薬プロフェッショナルをお選び頂き、お気軽にご相談ください。
陰虚(いんきょ)
陰虚とは体の潤いが足りない状態です。
目・口・膣の渇きがある
肌が乾燥している
手足のほてり、のぼせ
健忘、耳鳴り
尿が出にくい
足腰がだるい
高血圧
便秘または下痢
代表的な漢方薬
イスクラ杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、イスクラ瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)などです。
漢方薬は医薬品です。
お一人お一人の症状や生活習慣にあったものを適切に選ぶお手伝いをします。
こちらからお近くの漢方薬プロフェッショナルをお選び頂き、お気軽にご相談ください。
陽虚水滞(ようきょすいたい)
陽虚水滞とは体を温める力が足りなくて、水分代謝が悪い状態です。
顔色が白い
むくみやすい
手足が冷える
頭重
尿の量が多い
代表的な漢方薬
精華牛車腎気丸(せいかごしゃじんきがん)などです。
漢方薬は医薬品です。
お一人お一人の症状や生活習慣にあったものを適切に選ぶお手伝いをします。
こちらからお近くの漢方薬プロフェッショナルをお選び頂き、お気軽にご相談ください。
気陰両虚(きいんりょうきょ)
気陰両虚は、生命エネルギーである気が足りなく体内に熱がこもっている状態です。
疲れやすい
手足がほてる、だるい
寝汗をかく
すぐ息切れする
のぼせ
代表的な漢方薬
イスクラ麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)などです。
漢方薬は医薬品です。
お一人お一人の症状や生活習慣にあったものを適切に選ぶお手伝いをします。
こちらからお近くの漢方薬プロフェッショナルをお選び頂き、お気軽にご相談ください。
気血両虚(きけつりょうきょ)
気血両虚とは生命エネルギー(気)と、栄養分(血)が足りない状態です。
声が小さい
汗をかきやすい
だるい、疲れやすい
貧血、立ちくらみがある
手足がつりやすい、しびれる
肌が乾燥する
生理不順
代表的な漢方薬
イスクラ心脾顆粒(しんぴかりゅう)などです。
漢方薬は医薬品です。
お一人お一人の症状や生活習慣にあったものを適切に選ぶお手伝いをします。
こちらからお近くの漢方薬プロフェッショナルをお選び頂き、お気軽にご相談ください。
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虚証(舌診)
投稿日:2019年3月26日 更新日: