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埼玉中医薬研究会

勉強会のお話

耳鳴りめまいの中医学的見地

投稿日:2011年7月24日 更新日:

【講師】 全選甫(トンセンホ)先生
【まとめ】埼玉中医薬研究会 学術担当:永和堂薬局 松永知子先生

 

7月24日の定例会では、耳鼻科及び内科に造詣が深い中医学講師の全選甫先生より耳鳴りと眩暈について講義をしていただきました。

 

埼玉中医薬医薬研究会~勉強会のお話~

 

耳は聴覚と平衡感覚を司る器官であり、外側から外耳、中耳、内耳と分かれています。

内耳には平衡感覚を担当している三半規管(前庭)や、音を感じるための蝸牛間(かぎゅうかん)といった感覚細胞があり、隣接して互いに影響しあっています。

音は、耳介 → 外耳道 → 鼓膜 の順番で伝わり、鼓膜の振動は中耳の耳小骨によって内耳に伝えられ、内耳の有毛細胞により電気信号に変換され脳に送られます。

内耳の有毛細胞は一度壊れると再生しません。
大きな騒音に長い間さらされていると、有毛細胞の損傷が進み、やがて聴覚が失われたり、耳鳴りを起こしたりします。

また、内耳の蝸牛の中には低音から高音まで個々の音に反応する感覚細胞が、ピアノの鍵盤のように順序良く配列されています。ピアノの鍵盤が壊れてもとに戻らなくなった場合、ずっとそのキー音がやまないように、耳鳴りもちょうどそのような状態で起こります。

高音(或いは低音)を感受する感覚細胞が故障すると、高音(或いは低音)がずっと脳に送られ耳鳴りと自覚されます。

 

埼玉中医薬医薬研究会~勉強会のお話~

 

中医学では、耳鳴りをに分けて考えます。


ほとんどの場合、病因物質(風・火・痰・血お)によって起こるが、根本的な原因は内臓機能の衰えにある。
突然起こることが多い、音も大きく、症状が激しい。若い方に多い。


ほとんどの場合、腎気(腎の精と気)の衰えに関係している。
徐々に始まり、かすかな音が断続的に聞こえる。中高年の方に多い。

 

★急性の耳鳴り★
風熱、肝火上炎、痰郁化火、気滞お血

★慢性の耳鳴り★
腎陰虚、肺腎陰虚、腎陽虚、脾虚痰蘊、気虚血お

★めまい★
肝陽上亢、気血虧虚、腎精不足、痰濁中阻

 

 

2011年7月24日勉強会出席者(※順不同)
もも木薬局 桃木先生 ウエマツ薬局 植松先生 永和堂薬局 松永先生
薬眞堂薬局 三矢先生 林漢方薬局 林先生 光和薬局 後竹先生
田中薬局 田中先生 東薬局 長澤先生 いわい薬局 岩井先生
・昭和薬局 鈴木先生 モトマチ薬局 長島先生 サトウ薬局 佐藤先生
愛育堂薬局 和田先生 薬眞堂薬局 小手指店 三矢先生
葵漢方薬局 吉岡先生 漢方のしみず快生堂 清水先生
・エミカ薬局 多田先生 大慶堂漢方薬局 大谷先生
陽花莉薬局 池田先生 漢方薬局 慈恵堂 川島先生
岡田厚生堂薬局 岡田先生 漢方専門薬局 環 梶谷先生
パルシィー薬局 永沼先生 太極堂薬局 小寺先生 昭和薬局 鈴木先生

 

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