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埼玉中医薬研究会

勉強会のお話

肝炎について

投稿日:2006年11月15日 更新日:

【まとめ】 埼玉中医薬研究会 学術担当:永和堂薬局 松永知子 先生

 

埼玉中医薬医薬研究会~勉強会のお話~
肝炎とは、肝臓に起こる炎症のことを指し、主な原因としてウイルス、アルコールや薬物によって引き起こされます。

この他に自己免疫や胆道疾患によるものもあります。

肝炎の中で最も多いのはウイルスの感染によって起こったもので、肝炎と言うと一般的にはウイルス性肝炎を指します。

肝炎は、中医学の黄疸・脇痛・腹水・チョウ積・虚労などの範疇で論じています。

 

急性活動期は、実証または虚実挟雑が多く見られます。 慢性安定期は、正虚または虚実挟雑が多く見られます。
治療原則はキョ邪(清熱利湿、清熱解毒、抗ウイルス)を中心とします。 治療原則は扶正(補気、養血、滋陰、補肝健脾滋腎)を中心とします。

 

また早期の段階で、活血化オを加え、肝硬変や肝癌を予防することは大事です。

 

◆慢性肝炎の養生◆

【1】  タバコ、お酒、刺激物、辛い・塩辛い・油っこい・甘いものは控える。
【2】  三食規則正しく、バランスのよい食事を摂る。

◎摂ったほうが良い食材◎

肝腎に良い エビ、イカ、スッポン、アサリ
気血を補い免疫力アップに良い ニンジン、ホウレンソウ、小松菜、緑黄色野菜、キノコ、果物
化痰軟堅 海藻類(もずく、わかめ 等)
活血化オ うこん、紅花、サフラン、山査子、田七、黒木耳
その他 香味野菜、金針菜

 

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